- 01 Endless Beginnings ★
- 02 Synchronized Step II ★
- 03 十二神将 ★
- 04 Memory Of March ★
- 05 Circle ★
- 06 M.R. ★
- 07 I Remember Clifford ★
- 08 Message From Abyss ★
★=配信曲(iTunesストア他)
STRL-009
¥3,000(税抜)
発売元:株式会社ラルゴ音楽企画
※全国レコード店、またはスタジオ・トライブ店頭でも販売しています。
石井彰 インタビュー
- 「タイトルにこめられた思い ~終わりの無い流れ、とは~」
- いつから始まり、いつ終わるのか。
時の流れは無限の太古から始まり、いつ終わるとも無く続いて行く。
我々はその中のほんの一瞬一瞬を生きているのだが、大きな周期、小さな周期を何度も経験する。
そして今ここに有る魂も永遠に続いて行くのだろう。
それが宇宙の法則なのだと思う。輪廻転生。 - 「これまでの音楽、ジャズとのつきあいについて」
- 私、石井彰も、生まれて半世紀、50年が経った。
ジャズを志してから30年。
長い年月だが、濃く短い時間だった。
幾度もの希望と挫折の繰り返しを経験し、そのサイクルを経て、自分の音楽が、高く深くなって来たのだなという実感はある。
この人生、この繰り返しがどれだけ続くのかは解らないが、これからも数々の出会いや別れが待っているだろう。 - 「今回のアルバムに至る心境」
- 自分で自分の音楽を表現するためにバンドを結成し、曲を書き、表現して行こうと決めてから約15年。
最初のピアノトリオ(俵山昌之 B、江藤良人 Ds)の10年に渡る歴史の中でも音楽は大きく変化し、ベーシストが杉本智和に替わって、バンドはまた大きく変化し出した。
間もなく、新しいカルテットを結成しようと考え、類家心平 Tpと川村竜 Bを迎えて3年が経った。新しい若い感性に刺激され、私も江藤も新境地を得た。
自分のトリオとしての前作『Embrace』をリリースしてから10年経ち、そろそろ世に発表できる作品ができるのではと思い立ったのが昨年始め。1年半の月日を経て自分でも満足の行く作品が出来上がったと思う。
今、自分の中で流れている自由でシンプルかつ深い音。これをこれからも追求して行きたいと思う。 - 「自作の曲に寄せる思い」
- アルバムの中で一つのテーマとなっているものは『12』という数字。1年は12ヶ月、十二支、時は12時間、1オクターブは12個の半音などなど。このアルバムの曲を作るに当たって、『12』という数字は根底に流れる思想に影響を与え、作曲するアイディアとなった。
音を聴いて解るものは少ないと思われるが、その思想を持っている世界観を感じていただければ幸いである。